水平スケール時の台数維持
水平スケールでの台数維持機能
水平スケール(ServerGroup)において台数維持機能が利用可能です。
台数維持機能は水平スケール対象のサーバに対しヘルスチェックを実行し、異常と判断されたサーバを自動的に削除し、新しいサーバを作成する機能です。
台数維持機能の利用方法
ServerGroupリソースのauto_healing
セクションで台数維持機能を有効化します。
resources:
- type: ServerGroup
# (中略)
auto_healing:
enabled: true #台数維持機能の有効化
この状態でKeep
操作をするとヘルスチェックが実施され、異常と判断されたサーバが削除され、新しいサーバが作成されます。
※ Keep操作はDirect Inputsでのみサポートされています。
$ autoscaler inputs direct keep
ヘルスチェックの仕様
-
IaaS APIを利用してサーバの状態を確認します。
- 電源状態がON以外の場合は異常と判断します。
-
ServerGroupリソースのparentが指定されており、かつparentがLoadBalander、またはEnhancedLoadBalancerの場合、parentのヘルスチェック結果も参照します。
- LoadBalancerの場合、指定されたVIPとポート番号に合致する実サーバのヘルスチェック結果を参照します。
- ELBの場合、指定されたポート番号に合致する実サーバへのヘルスチェック結果を参照します。
その他注意点
- Keep操作時のcooldownはUp/Down操作と共通のタイマーを用います。必要に応じてcooldownやUp/Doun/Keepの操作時間の間隔を調整してください。
- Up/Down操作と同じく、Up/Down/Keep操作中は別の処理を起動できません。