v0.9へのアップグレード
主な変更一覧
水平スケールでの複数ゾーン対応
Pull Request:
水平スケールでサーバを複数のゾーンに分散して配置可能になりました。
利用例:
resources:
- type: ServerGroup
name: "autoscaler-selector-test"
server_name_prefix: "autoscaler-selector-test"
zones: ["is1a", "is1b", "tk1a", "tk1b"] # 4つのゾーンに分散配置する
# ...(以下略)
コンフィギュレーションの変更点
type: ServerGroup
なリソースでzones
を指定可能に- 従来の
zone
も引き続き利用可能 zone
とzones
の同時利用はできない(起動時などに行われるバリデーションでエラーにする)zones
に複数の要素を指定した場合、parent
に指定可能な要素を制限するparent
がLoadBalancer
の場合はエラーとする(ロードバランサーのみ非グローバルリソースなため)
- 従来の
注: zone
については将来のバージョンで廃止予定です。
ゾーン分散の挙動
- サーバ作成時にサーバグループ内でのインデックス(順序)を算出(既存の処理)
- コンフィギュレーションで指定されたゾーン一覧とインデックスからどのゾーンに配置するかを決定
利用ゾーン = ゾーン一覧[インデックス % ゾーン一覧の要素数]
Note: ゾーン決定の際は既存のサーバの配置状況は考慮されません。 このため、ゾーンごとのサーバ配置状況に偏りがあっても考慮されない点に注意が必要です。 (単一ゾーンで運用していたものを後から複数ゾーンに拡張する場合などが該当します)
例: is1a
ゾーンのみで5〜10台で運用していたものをis1a
+tk1b
に分散させるように変更した場合
この場合is1aの5台については再配置されないため手動での再配置(一度削除してからスケールアップさせるなど)が必要です。
水平スケールのテンプレートでIDの代わりにセレクターを指定可能に
Pull Request:
水平スケールのテンプレートでIDを指定していた項目に対しセレクターを指定可能になりました。
対象: - アイコン - CD-ROM(ISOイメージ) - 専有ホスト - パケットフィルタ
利用例:
template:
cdrom_id: netboot.xyz # CD-ROMとして"netboot.xyz"という名前を条件に指定
従来通りIDも指定可能ですが将来のバージョンで廃止予定です。
また、この変更に伴い、edit_parameter.ssh_key_ids
が削除されました。